昔、チャモロの人々は、何かを借りうけた時「いつかきっと返すからね!」という願いを込めて、このバーゾーゴ(ボージョボー)の木の実を引き換えに渡していたそうです。
お金や、愛や、親切、、、
いつかきっとめぐり巡ってきますよう、、、
それがいつしか願いを込めて人形の姿となったそうです。
その考え方は、ボージョボー人形の象徴だけではなく、今もこのチャモロの社会に健在します。
生まれた子供の洗礼式、誕生日、結婚式、お葬式ともなると、9日間も執り行われる、村を揚げてのパーティがあるこのチャモロ社会。
料理作りたるや、凄まじいと言っても過言でありません。
牛何頭、豚何頭という量りの世界で(キロでは間に合いません)、その食材の確保から作り手にいたるまで、「個人」または「ファミリ」では、到底まかないきれないのです。
そこで、隣近所、親戚の手助けが絶対必要となるわけです。
お昼に向け、早朝4時から料理が始まる事も珍しくありません。そんな時も皆、惜しまずにやってのけます。
これも、その精神があってのこと。
いつか、巡ってくるから、、、
きっと巡ってきますように! |