爆走した後は、原子爆弾を飛行機に搭載した地点を見て回ります。ついこの間まで埋められた状態になっていましたが、土を全て取り除き、完全にピットが復元されました。これにより、今までとは印象が全く変わりました。
先日、戦後60周年記念に合わせて、エノラゲイ(広島に原爆を投下したB-29)の機長をはじめとする当時の関係者が出席した式典があり、現場を復元するとともに、どのように原爆が搭載されたかが、写真を展示しながら紹介されています。
今回、ふたつの原爆搭載ピットが復元されて明らかになったのですが、今まで表示されていたピット1とピット2が、反対に表示されていたのだそうです。
どういうことかというと、広島に投下されたウラニウム型原爆「リトルボーイ」が積み込まれたピット1と、長崎に投下されたプルトニウム型原爆「ファットマン」が積み込まれたピット2の場所が、今まで逆に示されていたわけです。
当時撮影された、原子爆弾とピットの写真から、今まで間違って示されていたことが判明し、復元とともに正しく表示されています。 |